どうにもこうにも、なんとかかんとか、かーたーかーたーです。
…どうやらかーたーのようなのですが、さて、ドミニオンのデッキ構築において、圧縮とは手順を大きく縛るものです。
特に礼拝堂をはじめとする強圧縮は、如何に序盤から効率よくかけていくことができるか次第で、デッキ構築に何段階も差がついてしまいかねないものです。
今回は、強圧縮が存在する場におけるデッキ構築について考えていきたいと思います。
そもそも、なぜ圧縮は強いのか。
デッキから弱いカードを排除することで、安定してよい手札を引ける、ということです。
では、実際的にはどの程度の効果があると考えればよいのか。
ここで、研究所というカードを考えてみましょう。
研究所は、使用することで手札が1枚増えます。また、デッキに1枚入っていることで、研究所がなければ引いていたカードにプラスして1枚、デッキからカードを引けます。1枚多くデッキが回転しているわけですね。
ここで、余分に引き増した手札が銅貨であったとして、これは、デッキが1枚圧縮されていて、かつ手札5枚の中の1枚の屋敷が銅貨に、或いは銅貨が銀貨になったことと同等です。
研究所を購入することで、デッキが1枚圧縮されているとみることもできる、ということです。
ということは、逆にデッキから弱いカード1枚を破棄することは、次の周回で無償の研究所1枚を撃っていることとだいたい同じ、と考えられるわけですね。
つまり、礼拝堂で4枚破棄することは、購入権を犠牲にすることで金量が低下していることを除けば、研究所を4枚購入していることに相当する、ということです。(もちろん研究所はハンドアドバンテージを稼げるので、場合によりけりですが…)
1ターン目に購入したカードで研究所が4枚獲得できる、と考えるとその影響は相当なものです。
これほど強力なカードが初手から買えるわけですから、無視することは難しいわけです。
しかし、強圧縮カードは、圧縮能力に特化しているがために、そのターン(の購入権)を犠牲にしてしまう(使わないターンに購入をまとめて行う)、という特徴があります。
また、余りにも強力な効果であるため、通常よりも沈んでしまった場合の構築の遅れが致命的となってしまい、初手で購入する相方となるカードの選択を慎重に考えなくてはならないことも多いです。
このような強圧縮に分類されるカードは、更に次のように細分されるでしょう。
・初手から取れるカード「礼拝堂、執事、大使(単純な効果としては強圧縮であり、自分だけが使用する場合は相対的に3枚圧縮している。ただし複数人戦では圧縮として機能しない場合も)、再建、採集者(プラスアクションにより初手採集者2枚をはじめとした複数枚使用を想定)、医者(ただし過剰金量から2周目に狙うことも多い)」
・初手から取れるカードで他の圧縮カードのサポートとして働く「香辛料商人(多くの場合2周目に2枚目は取らないがその場合も圧縮速度は速くなる)」
・2周目に狙っていくカード「改良、屑屋、伯爵、(捉え方次第では)傭兵」
・3周目以降狙っていくカード「鍛造(男爵等がある場合は2周目の獲得も目指せるが)、造幣所」
伯爵、鍛造、造幣所等を圧縮として効率よく使いたい場合、手札が大きく増えることが必要であると言えるでしょう。
例えば手札が特に増えない場で3周目に鍛造を取ったところで、強圧縮としての仕事は特に期待できないと思われます。
これらのカードに該当しない圧縮能力を持ったカードは、基本的に1枚圧縮でありそのターンの購入を犠牲にする、というほどのこともなく、購入と圧縮とが釣り合って、デッキ枚数が減るわけでもありません。
連打するのに村系を必要とするために、序盤からの効率的な連打が不可能、という点も考えられます。
このようなカードは別に軽圧縮と呼ばれることが多い気がします。
強圧縮は先程説明したように非常に強力なデッキ構築手順であるために、何をおいても強圧縮を選択した方がよい場合が多いです。
例外として、民兵がある場の礼拝堂、等はちょっと考えた方がよい場合もあるでしょう。民兵が刺さると、本来4枚の圧縮能力を持った礼拝堂が、2枚圧縮しかできなくなってしまいます。
それならば、改築で屋敷を落とすことを選択した方が強そうだ、という場合もあるでしょう。
それにしても、民兵が刺さらなかった場合が強力すぎるので、取らざるを得ない場合もあります。(その点、執事ってバランス取れてますね?)
強圧縮カード毎、また初手の相方のカード毎に色々違うために、何かよい具体例を考えられたらまた追記しようと思います。
これをテーマに選ぼう、となんとなく思った、もとになるサプライがあったような気もするんですがね…どうだったっけな…かーたーはてきとうなんですね!