タイトルにて二度説明する。
懇切丁寧で有名な、かーたーです。よろしくお願いします。
ということで非常に久しぶりの行進となってしまったようなのですが、皆様元気でお過ごしでしょうか。
かーたーのドミ事情はといいますとスッカリGokoドミから離れてしまっております。(かーたーが触ってない間にヴァージョンが変わってしまったりしてますが大丈夫なんでしょうか…^^…)
たまにほぼドミ(神)に興じていたのですが、クローム先生にて使用不可能となってしまい、そのためだけにインターネッツエクスプロウラーを立ち上げ「通常使用しない」のジャッジメントを下すというプロセスの繰り返しに、些か心を痛めてしまっていたようです。
ですが最近ほぼドミ(神)にイヴェントが実装されていることをハッケン致しまして、色々試してみたく触っていた次第でございます。
今回はそんなことと特に関係のない話題なのですが、以前より気になっておりましたことの足掛かりを作ったようなかんじなので、ならば記事にしようかなと考えました。そういうことです。
さて、タイトルにあります通り、金貨のチカラ、です。
金貨というカードは1枚当たりに込められたカードパウアーが(属州場においては)最大級であり、5金以下のカードたちは、基本的に金貨の生産力を上回らないよう設計されております。(ホントか?????)
ですがその融通性のなさ、コストの高さから、嘗て程には強いカードであると言われなくなってきたように思います。(余談ですがかーたーはギルド以降に参入した新参であるため、思いますはこのような事象全体を観察してそう思いますと全体を修飾しています。)
(追記:購入以外の方法で金貨を獲得する手段がかなり増えたことで、金貨の購入が弱くなったというのもありますね)
とはいえ、属州を目指すうえで金貨は非常に重要な足掛かりとなることは多いですし、特にステロプレイにおいては金貨に頼らずに属州を買い始めてしまえるカードというのはそう多くはありませんよね。(ホントか?????????)
そんなステロの中でも、特に初手銀貨銀貨からの3-4ターンでの5金狙い、という5金カードによるステロイドがあります。
しかし、目指しているのは5金なのに、6金が出てしまうことがあると思います。
こんな時、最初のプラン通り5金カードを買えばよいのでしょうか?
それとも、金貨を買った方がよいのでしょうか?
もちろん、その答えは場合による、目指している5金カードによる、というところが正解なのでしょうが、ならば何を基準に決めればよいのでしょうか。
これはその後の属州獲得速度が速い、最終的な得点がより高いと思われる選択をするべきなのですが、そもそもこのような検証を見たことがないような気がしていました。
特定のステロカード毎に、平均の属州4枚獲得ターン数等の検証は、調べればよく見かけるような気がするのですが、ある特定の引きをした時の最適な選択までは示唆されておらず、例えば今回の例のように、早期の6金で金貨を購入した場合とそうでない場合の違い、というようなことはなかなか考えられていないような気がします。(もちろん考えるまでもないということなのかもしれません)
今までのかーたーは、モヤモヤしながらも感覚でだいたいこれは金貨より5金カードの方がつよいだろう、などというように考えて選択していました。
一方でこれをハッキリさせたいというようにも思っておりまして、そのためにまずはある基本的な検証が必要なのではないか、と考えていました。
それは、あらゆるステロプレイの基礎であるお金プレイ(銀貨と金貨と勝利点だけを買うプレイング)において、初手銀貨銀貨からの3-4ターンのいずれかで金貨購入を行った場合、そうでない場合と比べ属州獲得力はどのように改善されるのか、ということです。
いわば「金貨ステロ」ですね。(???????)
また、5金のステロカードを使用する際によく問題になると思うのですが、デッキ3周目(5-6ターン)はデッキの底が4枚にもなります(単純に毎ターン1枚ずつカードを購入し、ドローまたは圧縮を持つカードがない、或いはそれまでに使用していない場合)。
デッキ総枚数14枚のうち、2枚は2周目の底(5ターン目に引く)で確定していますから、残り12枚中4枚が底となります。
実に3分の1のカードが底に沈みます。
このため銀銀スタートの5金ステロでは、折角購入できた5金カードを3周目にちゃんと使用できるか、という点が重要な分かれ道となります。
「金貨ステロ」においても当然同じように、2周目に購入した金貨が仕事をするか否かということは重要な違いになってくると思われます。
以上のようなことから、今回は以下の6条件に分けて、属州4枚の獲得速度という指標で検証することにしました。(ヒジョーに見づらいため金貨を太字にしました^^)
なお、8金以上であろうが最初の6ターンは決められた通りに購入し、また金貨が1枚もない段階での8金は金貨を購入する、というルールで行いました。何ターンであろうとも公領は購入しないルールのため、実戦的ではないという欠点もあります。
また初手5-2については元になった5金ステロにおいて5金カードーパススタートとなってしまうので比較にならず除外しており、更に3-6ターンの間に2金パスである場合も、パターンが増加してしまうこととあまり多くない条件であることから除外して考えております。7ターン以降の2金はパスとしてプレイしています。
①3-4Tの購入が「銀貨銀貨」で5-6Tの購入が「
金貨金貨」
②3-4Tの購入が「銀貨銀貨」で5-6Tの購入が「銀貨
金貨」
③3-4Tの購入が「銀貨銀貨」で5-6Tの購入が「銀貨銀貨」
④3-4Tの購入が「銀貨
金貨」で5-6Tの購入が「
金貨金貨」
⑤3-4Tの購入が「銀貨
金貨」で5-6Tの購入が「銀貨
金貨」
⑥3-4Tの購入が「銀貨
金貨」で5-6Tの購入が「銀貨銀貨」
②はお金プレイにおいて最も一般的な引きになります。
⑤が今回考えている所謂「金貨ステロ」ですね。
⑥が「金貨ステロ」において金貨が沈んでしまった場合に相当するとして考えます。実際には金貨が沈んでいなかったとしても屋敷の引き次第では運悪く6金が出ないことや、逆に金貨が沈んだとしても6金が出ることはあり得ますが、簡単のためそれらは交換可能であるとして計測しました。
以下に結果を示します。
とりあえず、全体の平均はお金プレイの属州4枚獲得速度と言われている16-17ターンと一致していますので、何か大きな間違いがあるということはないでしょう。
この結果から、3-4ターンに購入できた金貨は、通常のお金プレイに1ターンとは言わないまでも0.7ターン程の加速をもたらすことが分かったかと思います。
また、幾ら金貨が購入できていたからといって、それが沈んでしまったのでは、金貨を購入できなかった場合程度まで平均ターンが後退していることも確認できると思います。
個人的に興味深いと思った点としては、⑤の最初に銀貨金貨と買っておいて後から銀貨金貨と購入する場合と、①の銀貨銀貨と買っておいてから金貨金貨と購入する場合とでは、後のデッキ状態が変わらないと予想されるにも関わらず、平均ターン数に0.5ターン弱の差がついていることが挙げられます。
①はサンプル数が少ないためにこのような違いが生じている可能性はありますが、両者の置かれている状況で根本的に違うことがあり、それを見落としている可能性がありますね。
…さて、「金貨ステロ」ですが、そこまでスゴク早くはないですね。
やはり金貨が入っただけではその後の引きや偏りの影響を大きく受けてしまうためなのか、決定的に大きな差というほどの違いは見られないようです。
とはいえ、当たり前と言えば当たり前ですが、早期に金貨が入ったことで加速しているということもまた事実です。
あまり速度の速くないステロイドにおいては、6金の場合は5金カードよりも先に金貨を入れてしまってもよい場合があってもおかしくはなさそうな気がしてきます。
まぁ、その場合は5金でステロカードを買った場合、6金でも買った場合、6金で金貨を買って後からステロカードを買った場合、の検証がもちろん必要なため、これだけから何かを言えるということはないわけですが…
そう考えると、ファーストインプレッションに基づいてやってしまったはいいが、これが何の役に立つのかイマイチ分からなくなってしまったかんじですね…^^…
さすが、かーたー!